はじめに
このヒュムノス語文法、ヒュムノス概要書は、やや難解な言葉や概念が出てきます。それは主に、現実の科学(我々の常識)とは違う理論を前提とした設定を構築している為に発生する事です。
そこでまずは、ここで最低限の用語を説明します。ここに記していない用語に関しては、ゲームをプレイしていれば出てくる単語ですので、ゲームを再度参照してみてください。
導体波
導体波とは簡単にいえば「エネルギー」です。
全てが波動で構成された世界では、光も熱も、魔法の力も引力も全てエネルギーであり、導体波です。
定常波
定常波とは少し難しく「そこに在り続ける力」です。
例えば鉛筆が鉛筆で在り続ける為には、相当な「力」が必要です。
それは、この大きな世界の中で、鉛筆という存在を維持する為にそこに集まっている波動成分であります。
物理学をかじっている方なら、「原子の集合体」と言えば分かりやすいかもしれません。
この世界では原子もまた波動の集合体ですから、原子がここに留まっているということは、それだけの数の波動が留まっているという事です。
定常波とは即ち「存在」の事であり、それは「自我」でもあり「意志」でもあります。
D波
物質波(Detail wave)と呼ばれています。この世界では全ての物質は波動で構成されています。例えば「鉄」は、0〜∞Hzまでの様々な周波数とベクトルを持った波動が、特定の状態を保っている為に出来ている物質です。
形がない、しかし物理的に作用する現象(例えば炎、熱など)もD波によるものです。
このD波や後述のH波は「波の種類」であり、前述の定常波、導体波といった「波の状態」とは別の物です。
「波の種類」と「波の状態」はしばしば一緒に使われ、「導体D波」「定常D波」などと呼ばれます。
導体D波とはエネルギーのこと、定常D波とは物質のことだと思えばだいたい間違い有りません。
H波
想いの波動(Hymmno wave)と呼ばれています。地球でもまだ解明されていない「想い」すなわち「魂」にあたる波動です。
定常D波はしばしば「魂、意志」と訳され、導体D波は「想い」と訳されます。
H波とD波は完全に違う次元に存在しており、お互いが直接干渉することはありません。
また現在のソル・シエールではこの2波しか解明できていませんが、宇宙空間には無限大とも言える種類の「波の種類」が存在しています。
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